「峠は越えました。
もう、だいじょうぶですよ」
「先生。本当に、本当に、
ありがとうございました」
「私は大したことはしていませんよ。
あいちゃんのがんばりがあってこそです」
「あいちゃんの生きたいという思いが、
死神を追い払ったんです」
「……。」
「なんだか、長い夢をみていたみたい。
どんな夢だったか、思い出せないけど。」
「まあ、いいや。
なんだか、お腹減っちゃった。」
「ねえお母さん。
かしわもちが、食べたいな。」
『勇気をくれて、ありがとう。』
あいちゃんがタイトル画面に戻ってきます。
よかったね、よかったね。